2008年08月19日

易不易と即行即止

 8月18日 老舗の経営者にお会いさせていただいた。生意気な私は、自分でも良く分かっていないくせに、易不易の話をさせていただいた。会社経営の場合における易不易とは、会社の(というより経営者の)経営姿勢を指す。
 「易とは、時代の変遷とともに経営の在り方を変えていかなければならないもの。」をいい、
 「不易とは、人として、企業として、本来在るべき姿、基本理念をいい、むやみに変えてはいけないもの。」をいう。

 残念ながら私を含め、多くの経営者はこの区別がつけられておらず、変えなければならないものを変えず(むしろ、それを後生大事にしていたり)、変えてはならないものを、目先の利益のためにある時は右、かと思ったらいつのまにか左に、とまさに右往左往しているのが現状ではなかろうか?

 経営者は会社を健全に繁栄存続させていく義務があり、これに反することは社会的罪悪であると心得なければならない。社長も人の子。迷いや悩みを人一倍多く抱えなければならない存在なので、経営をし続ける限り、人として、経営者としての在り方を勉強し続けなければなるまい。特に「易不易」を明瞭に区別でき、かつ、それによって方針が定まったら、すべきことはすぐ始め、やめるべきことは即中止することが肝要。(→これを「即行即止」という。)しかし、多くの方がこれが出来ない。とくに「即止」は殆ど出来ないのが現状で、これが出来るようになると、世の中の不幸は半分になってしまうかもしれないとさえ私は思う。

 私にとっても「易不易」・「即行即止」は永遠のテーマである。


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